ブログ記事一覧
春の冷たい風が少しずつ穏やかになり、日差しの力強さに季節の移ろいを感じる頃。
今年も、ドリームズファームの育苗ハウスでは、稲の苗が元気に芽を出しました。
播種には、昨年から本格的に取り入れている「密苗技術」を使っています。従来の方法よりも苗の密度を高くしながらも、しっかりとした苗を育てることができる手法で、資材の節約や作業の省力化につながるのが特長です。省スペースでの効率的な育苗は、これからの農業の一つの形なのかもしれません。
品種は今年も例年通りの4種類。はえぬき、つや姫、雪若丸、そしてコシヒカリ。どれも私たちが自信を持って育てているお米です。
播種から数日。今は加温シートをはがしたばかりの苗箱が、ハウスいっぱいに整然と並び、若い苗が5センチほどに育ってきました。緑の色はまだ淡く、やわらかい光を受けてキラキラと輝いています。毎年のこととはいえ、この光景を見ると、少し背筋が伸びるような気持ちになります。
これからしばらくの間は、日々の管理がとても重要な時期です。温度、湿度、水やりのタイミング。すべてが苗の仕上がりを左右します。5月初旬の田植えに向けて、一箱一箱をしっかりと見守りながら、慎重に、丁寧に育てていきます。
この小さな苗たちが、秋には立派な稲になり、そしておいしいごはんとして、どこかの食卓に並ぶ日がくることを願って。2025年の米づくりが、静かに動き出しました。


2025-04-23 17:22:54
コメント(0)
皆さん、こんにちは!
これまでのブログでは、パックごはんができるまでの工程を詳しくご紹介してきました。精米、浸水、炊飯、梱包と、さまざまなこだわりを詰め込んで完成するパックごはん。その美味しさを最大限に引き出して食べる方法を知っておくと、さらに美味しく楽しむことができます。
今回は、パックごはんを美味しく食べるためのコツをご紹介します。ちょっとした工夫で、よりふっくらとした食感や、お米本来の甘みを引き出すことができます。
電子レンジで手軽に炊きたての美味しさ
最も手軽な方法が、電子レンジでの加熱です。温める時間と蒸らしのひと手間で、炊きたてのような食感を再現できます。
- フタを少し開ける
- 500Wなら約2分、600Wなら約1分40秒加熱する
- 温めた後は1分ほど蒸らす
この蒸らしの時間を取ることで、お米が余熱でほどよく馴染み、よりふんわりとした仕上がりになります。急いでいるとつい省略しがちですが、ここが美味しさのポイントです。
湯せんでじっくり加熱するとさらに美味しく
電子レンジに比べて少し時間がかかりますが、湯せんで温めることでしっとり、もっちりとした食感に仕上がります。
キャンプなどアウトドアでも美味しいごはんが召し上がれます。
- たっぷりのお湯を用意する
- パックごはんをそのまま入れ、約15分湯せんする
じっくりと温めることで、お米の一粒一粒にしっかりと水分が行き渡り、よりやわらかくなります。特に、電子レンジよりもしっとりした食感が好みの方にはおすすめの方法です。
美味しく食べるためのひと工夫
パックごはんを温めた後に、さらに美味しく食べるためのポイントをいくつかご紹介します。
-
さっくりと混ぜる
温めた後、そのまま食べるのもいいですが、一度さっくりと混ぜるとお米がほぐれ、ふっくらとした食感になります。
-
お茶碗に移してふんわり盛る
パックのまま食べるのも手軽ですが、お茶碗に移して盛り付けると、より食欲をそそる見た目になります。お米の表面が均一になり、口当たりもよくなります。
-
アレンジで楽しむ
シンプルに食べるのも美味しいですが、ちょっとしたアレンジでさらに楽しむことができます。例えば、卵かけごはん、納豆ごはん、お茶漬け、カレー、チャーハンなど、さまざまな料理と相性抜群です。
手軽に美味しさを楽しむ
パックごはんは、忙しい時でも手軽に美味しいごはんを楽しめる便利な食品です。今回ご紹介したポイントを押さえるだけで、より美味しく味わうことができます。
2025-03-19 17:22:45
コメント(0)
皆さん、こんにちは!前回の「浸水・炊飯工程」に続き、今回はパックごはんの美味しさと安全性を守る「冷却・検査・梱包工程」についてご紹介します。これらの工程は、パックごはんが皆さんの食卓に届くまでの最後の重要なステップです。
冷却工程:美味しさを保つために
炊き上がったごはんは、蒸らし工程を経て、そのままの温かさではパッキングできません。そこで、まずは冷却工程が必要となります。私たちは、ごはんの表面に水分をかけながら、長いライン上で徐々に冷却を行っています。一気に冷やすのではなく、ゆっくりと冷やすことで、ごはんに無用な刺激を与えず、美味しさを保つことができます。
重量検査:均一な品質のために
冷却を終えたパックごはんは、内容量が均一であるかを確認するために重量検査を行います。これにより、どのパックも同じ量のごはんが入っていることを保証し、お客様に均一な品質の商品をお届けします。
検品・異物検査:安全性の確保
次に、パックの表面の汚れやシールのズレがないかを検査員が目視で検品します。その後、金属検査機やX線検査機を使用して、異物が混入していないかを確認します。これらの厳格な検査を通じて、安全で安心なパックごはんを提供しています。
印字:消費期限の明示
検査を通過したパックごはんには、消費期限が印字されます。これにより、お客様が安心して商品を手に取ることができるよう配慮しています。
集積・パッケージング:多様なニーズに対応
全ての検査をクリアし、消費期限が印字されたパックごはんは、商品ブランドごとに定められた数量(3個パック、6個パックなど)にセットされ、パッケージングされます。これにより、お客様の多様なニーズに対応した商品を提供することが可能となっています。
箱詰め・印字・計量・搬出:出荷準備の最終段階
パッケージングされたパックごはんは、箱詰めされ、箱にも消費期限が印字されます。さらに、箱ごとに定められた重量になっているかを機械で計量し、合格したものをパレットに積み、工場から出荷します。これらの工程を経て、安全で美味しいパックごはんが皆さんのもとへ届けられます。
次回もお楽しみに!
今回のブログでは、パックごはんの「冷却・検査・梱包工程」についてご紹介しました。次回は、パックごはんの「美味しい食べ方」についてお話しします。お楽しみに!

2025-03-12 10:58:03
コメント(0)
皆さん、こんにちは!前回の「精米工程」に続き、今回はパックごはんの美味しさを左右する「浸水・炊飯工程」についてご紹介します。
浸水工程:美味しさの第一歩
精米を終えたお米は、いよいよ浸水の工程へと進みます。この工程は、お米に適切な水分を吸収させ、ふっくらとした炊き上がりにするために非常に重要です。
鶴岡の美味しい水でじっくりと
私たちは、パックごはんに使用する水にもこだわっています。豊かな自然に育まれた鶴岡の美味しい水を使用し、お米の一粒一粒にじっくりと水分を染み込ませます。この工程で、お米は吸水率を高め、炊き上がりの食感と甘みを最大限に引き出す準備をします。
浸水時間の秘密
浸水時間は、季節や気温、お米の種類によって微妙に調整します。長すぎるとお米が水を吸いすぎてしまい、べちゃっとした炊き上がりになってしまいます。逆に、短すぎると芯が残ってしまい、硬いご飯になってしまうのです。私たちは、長年の経験とデータに基づき、最適な浸水時間を見極めています。
炊飯工程:こだわりの二段炊き製法
十分に水を吸ったお米は、いよいよ炊飯の工程へと進みます。ここで私たちのパックごはんの美味しさの秘密、「独自の【しっかり・じっくり二段炊き製法】」が登場します。
独自の【しっかり・じっくり二段炊き製法】
独自の二段炊き製法とは、文字通り二段階に分けて炊飯する方法です。まず、一次炊飯では加圧加熱によって“しっかり”とお米をアルファ化(糊化)させます。次に、二次炊飯で“じっくり”とうまみを引き出しながら炊き上げます。この二段階の温度管理が、ふっくらとした炊き上がりと、お米本来の甘みを引き出す秘訣なのです。
温度と時間の精密な管理
炊飯時の温度と時間は、パックごはんの品質を左右する重要な要素です。私たちは、長年の経験から得たデータをもとに、最適な温度と時間を精密に管理しています。炊飯器の温度センサーとタイマーを駆使し、常に安定した品質のパックごはんを提供しています。
ISO22000運用による品質管理
私たちは、ISO22000という食品安全マネジメントシステムの認証を取得し、日々の製造工程で厳格な品質管理を行っています。原材料の受け入れから製品の出荷まで、全ての工程で安全性を確保するためのチェック体制を構築しています。ちなみに、一次加熱のときに殺菌も行っています。これにより、お客様に安心・安全なパックごはんをお届けできるのです。
次回もお楽しみに!
今回のブログでは、パックごはんの「浸水・炊飯工程」について詳しくご紹介しました。次回は、パックごはんの「梱包工程」についてご紹介します。どうぞお楽しみに!

2025-03-05 15:24:56
コメント(0)
皆さん、こんにちは!
今回は、私たちのパックごはんができるまでの第一歩「精米」の工程をご紹介します。
低温倉庫での保管(15℃)
お米はデリケートな食品。品質を保つために、私たちは15℃の低温倉庫でしっかり保管しています。これにより、鮮度をキープしつつ、お米の風味を守ることができます。
入庫ごとの品質検査
倉庫に入庫するたびに、品質検査を行い、粒の大きさや色・異物の混入などをチェック。基準を満たさないものは取り除きます。
精米の工程
精米所では、次のような作業を行っています。
✅ 粒の小さい米を除去
精米する前に、細かい米や砕けた粒を取り除くことで、炊き上がりの品質を一定に保ちます。
✅ 色彩選別機による異物・不良米の除去
色彩選別機を使って、目には見えにくい異物や品質の悪い米を取り除きます。これにより、安全性と美味しさの両方を守ることができます。
✅ タンクに充填し、次の工程へ
選び抜かれたお米は、精米タンクに充填され、次の工程である「浸水」へと進みます。
こだわりの精米で「やさしいごはん」へ
「農家が作るパックごはん」として、私たちは安心・安全で美味しいお米を届けることを大切にしています。精米の段階から徹底的に品質管理を行い、「やさしいごはん」を皆さんの食卓へお届けします!

2025-02-26 08:57:53
コメント(0)
今年は軟白ネギが太さがあり、出荷が進み早くも完売終了することができました。
さて、農産部ではお米の今年の作付けや栽培方法を考えながらも今は「ベビーリーフ」
を産直に出荷しています。
ベビーリーフに入ってる葉物野菜はいろいろありますが、独特の味わいなのが
ルッコラ。ロケットリーフとも呼ばれています。ほろ苦さとゴマのような香りが特徴
生で食べても美味しいですが、パスタ(ペペロンチーノがおすすめ)に入れて軽く
加熱しても美味しいので是非試してください
2025-02-12 16:51:09
コメント(0)
今年も「軟白ネギ」の出荷が始まりました。
さて、みなさん「軟白ネギ」とはいったいどのようなネギを指すものかご存じでしょうか?
軟白ネギというのは品種のことではなく栽培方法で軟白ネギとなります。
軟白ねぎ(なんぱくねぎ)は、ハウス栽培で白い部分を多く育てたネギのことを言います。白い部分(葉鞘)が長くやわらかく、甘みがあります。
白い部分を多く育てる方法も黒いフィルムなどで白い部分を覆い遮光するといった、普通の土寄せとは違った栽培方法です。
そんな軟白ネギの特性は
- みずみずしく歯切れがよく、サラダ感覚で食べられる
- 芯の緑色の部分や上部にネバリ成分が多く、焼きネギにすると表面はパリッとしていて内側はトロリする
そして軟白ネギの活用方法は
- 生で食べるとしゃきしゃき甘く、きめ細やかな舌触りです
- 薬味として使う場合は、フライパンに平らに並べて強火で焦げるまで焼き、指の腹でなぞってパウダーにします
- パスタと同じくらいの長さに切り、縦に半分、さらに細めにカットしてゆであがったパスタと一緒にソースにからめます
最後にしようする際の注意点として柔らかい「軟白ネギ」は特性として長く煮込むと溶けてなくなってしまうため召し上がる直前に入れるのが最適なタイミングです!
2025-01-22 15:37:46
コメント(0)
大変長らくお待たせ致しました!!!
「令和6年産尾浦米」の新米が販売開始となりました!!!
今年の尾浦米は
『低農薬はえぬき』
『低農薬つや姫』
『低農薬雪若丸』
『無農薬こしひかり』
『JAS有機栽培こしひかり』
となります。
全て特別栽培米となり、安全で安心で美味しいお米です。
今年は、お米不足・お米価格高騰など、お米に関わることがありました。。。
一日でも早く落ち着きますように・・・☆

ご注文を心よりお待ちしております♡♡
2024-10-16 15:07:42
コメント(0)
大変申し訳ございません<m(__)m>
今年のドリームズファームのメロンは、諸事情によりネット販売は致しません。

皆様にご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんが、よろしくお願い致します!!
特に、毎年ご注文いただいているお客様には、本当に申し訳ございませんでした
来年は、皆様の元へドリームズファームのメロンがお届けできますように☆☆
これからもドリームズファームをよろしくお願い致します<(_ _)>
2024-07-01 17:19:10
コメント(0)
こちらの方も、桜が散って、いよいよ本格的に田植えシーズンが始まります!!!
ドリームズファームの農産部も「種まき」が始まっております。
農産部の忙しいシーズンがまた始まります


(☝以前の種まき後のドリームズファームの苗床画像です。今年の画像じゃ~ございません。)
今年の苗床もふっさふっさに元気に大きくなって欲しいです♡♡
年々、天候が不安定になってきて、とても暑かったり、とても寒かったり。。。
人間もそうですが、植物だってへこたれてしまいますよね。
天候不順でも、農産部の愛情は変わらずにめいっぱい注いております。
今年の尾浦米も元気で美味しいお米にそだっておくれ☆
2024-04-24 16:25:45
コメント(0)